システム受託プレイブック
⌘ K

条件別対応

案件の未判断事項と顧客準備度から、ヒアリング方針を選ぶ。

CONDITIONAL PLAYBOOK

質問を増やす前に、聞く目的を決める

同じ質問票をすべての顧客に当てず、どの判断が不足しているか、誰が判断できるか、相手がどの説明粒度なら比較できるかから、聞くことと提案の着地点を変えます。

見立て

この条件が提案判断へ何を意味するか。

確認と対応

何を聞き、今回どこまで約束するか。

RULES

条件からヒアリング方針を決める

課題も要求も曖昧

見立て
相談・構想段階。機能を決める前に、相談が生まれた背景を理解する必要がある。
確認
現状、困りごと、発生契機、放置した場合の影響、理想状態を聞く。
対応
開発見積りを急がず、調査・構想整理を提案する。

課題は曖昧、要求だけ具体的

見立て
手段が先行している可能性がある。顧客案を要求そのものとして扱わない。
確認
なぜ必要か、何が改善されるか、現行手段ではなぜ不足かを掘る。
対応
顧客案・代替案・現状維持を比較し、前提検証を提案する。

予算または期限が固定

見立て
固定条件があるなら、スコープ・段階・品質・体制のどれを動かすかが中心になる。
確認
固定理由、必須成果、一部稼働の可否、調整可能な条件を確認する。
対応
段階導入と、選択によって生じる費用・品質・運用リスクを示す。

決裁者・現場利用者が不在

見立て
聞けた内容を組織合意や業務事実として確定できない。
確認
参加者の決定範囲、決裁者の判断基準、現場確認の方法を確認する。
対応
仮定を明示し、次回は決裁者または現場を含む確認の場を設ける。

顧客のシステム理解が限定的

見立て
要件を質問だけで引き出すことは難しく、暗黙の期待が受託側へ集まりやすい。
確認
専門用語を業務上の出来事へ翻訳し、少数の選択肢を具体例で確認する。
対応
プロトタイプと段階確認を挟み、判断事項・未判断事項を記録する。

担当者は詳しいが決裁者は詳しくない

見立て
実務ヒアリングは進んでも、提案内容が社内決裁へ伝わらない可能性がある。
確認
担当者向けの詳細と、決裁者の判断基準を分けて確認する。
対応
決裁者向けの価値・費用・リスクと、実務向け詳細の二層で提案する。

技術的実現性が不明

見立て
外部連携、AI精度、データ移行などが費用と成立性を左右する。
確認
仕様書、データ量、利用条件、検証可能な成功基準を確認する。
対応
本開発を確約せず、技術調査・接続検証・PoCを先行させる。

COMBINATION

実案件では条件を組み合わせる

例:課題は強い × AI案が先行 × データ不明 × 取締役個人が起点

初回の目的を機能確定や開発費確定にせず、ボトルネック、AI案の背景、過去データ、関係者構造の確認に置きます。本開発提案ではなく、業務・データ診断または限定PoCを次の候補にします。

DIAGNOSTIC ROUTING

原因と実現性が曖昧なら診断モジュールを挟む